最近あるブログ記事を読みまして。
電子書籍にはできない“消える短編小説”付きのミステリー「生者と死者」
おもしろそうだったので、ペーペーの電子書籍制作経験者として考察してみました。
このギミック(あるいはシステム)を実現するには、いくつかのタイプが考えられます。
その1。エグゼクティブコース
アプリタイプの電子書籍です。
袋とじも完全に再現します。
指で画面をごしごしすると、袋とじが破けるの。
一度破くと、元に戻せない、と。
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これはかなりお金がかかります。
完全にアプリを0からつくらなきゃいけないので。
袋とじのライブラリもないだろうしね。
その2。スタンダードコース
これもアプリタイプ。
最初は、短編コースで読みます。
2度目に読むときは、長編コースになります。
3度目は、どちらかを選べる……と。
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アプリ開発なのでそこそこお金はかかりますが、やってることは単純なフラグ管理なので、びっくりするほどの高額にはならないハズ。
その3。エコノミーコース
EPUBを使ったリフロー型です。
分岐には、リンクを使います。
↓こんな感じ

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これは安価です。
リンク設定するだけだから。
実際には、EPUB制作会社がどれだけぼったくるかなので、制作会社によって差は激しいと思いますが。ウチなら、リンク1件につき200円プラスでやりますけど(笑)
で、ペイするかどうか、です。
著名な作家さんを起用すれば、どのコースでもペイするでしょうし、無名作家でもエコノミーコースなら、大赤字ってことにはならないかと。
だって、エコノミーコース、ホント簡単なのよ。
ラジオ聞きながら2時間かけてつくろうと思ったら、5分でできちゃったし。
そんな作業を加えるだけで、「制作費が倍」ってことにはならないんじゃないでしょうか。
まぁ、通常の制作費が、東南アジアの安い業者に発注しているときのものを想定してたら、制作費数倍になっちゃうかもですけどね。
次の問題は、消費者の反応。
普通の本を売ったときと比較して、若干落ちる可能性はあるけど、そんなに拒否反応はないんじゃないかなー。
ウチで、クイズ形式の推理小説を出してるんですけど、これ、リンクを多用してるわけです。
でも、そのシステムに対して、いままで一件もクレームないし。お褒めの言葉もないですけど(笑)
リンクによるシームレス化っていうのは、紙にないデジタルのメリットだと思うんですよ。
それを活かした本がもっと出ててきてもいいと思うのだけどねぇ。