【モトブログ】ライディングパンツが想像以上によかった話

※一部アフィリエイトリンクがあります

ある日、「ちゃんとしたライディングパンツが欲しい」と思ったんですよ。
きっかけは、ジーンズがタンクで滑ること。インナー用のプロテクターをつけると回避できるのですが、そのプロテクターも面ファスナーがボロボロになってきて、そろそろ買い換えのタイミング。「それなら、ライディングパンツを買うのもアリじゃね?」と思い立ちまして、リサーチをはじめたわけです。
んで、あれこれチェックしていく中で、見つけたのがマックスフリッツヒートガードジョッキーパンツ2
どんな商品かは、こっち↓の動画を見てもらった方が早いかも。

ごちゃついてないシンプルなデザイン、プロテクターが外付けなのに目立たない、鮮やかだけど派手じゃないワインレッド、ニーグリップしやすそうなレザーパッチ。
そしてなにより、お値段!
こういうオシャレ系のブランドは、割高感があったりするんですが、(バイク系では)メジャーなブランドの商品と同等かちょっと安いくらい。
はっきり言って一目惚れ。もちろん即ポチ。

で、届いた時の第一印象が「軽い!」でした。「ひょっとして生地が薄いのか?」と心配に。
いや、通年で使いたいから、生地が薄いと大失敗なわけです。実際履いてみると、思ったよりしっかりしてていい感じ。少なくとも、ファストファッションのジーンズのような頼りない生地ではない(笑)
「ややタイト」みたいな話もあったけど、46(メンズM)サイズでちょうどいい感じ。
プロテクターは、コミネのエニグマライトを。重いプロテクター入れたくなかったのと、柔軟性を確保するにはライトの方がよさそうだと考えたので。
ほぼ狙い通りでしたが、それでもプロテクター入りのパンツは重くなるので、ベルトでしっかり固定しないとダメみたい。ライディングパンツがずり落ちると、バイクにまたがるときつっかえちゃうから(笑)
プロテクターでいうと、パンツにプロテクター入れると、バイクから降りたときに、プロテクターが膝より下になってしまって、歩くときに変に見えるという現象が起こると聞いていたのですが。
このヒートガードジョッキーパンツ2だと、バイクから降りたときでもプロテクターは膝の範囲内にとどまっていて、そんなに不格好さはないかなー。

それより気になったのが、ブーツイン・ブーツアウト問題。
ブーツならインすればいいし、スニーカータイプなら余裕でアウトできるんだけど…足首の保護がしっかりしたタイプのライディングシューズだと、インする余裕はないし、アウトしたらギリギリ。

ギリギリだけどアウトさせるか、インもせずアウトもせず「ブーツオン」にするか…。少し裾上げすれば、もうちょっと楽にアウトできるかな?
これは今後の検討課題。

で、実際にヒートガードジョッキーパンツ2を履いて走ってみると。
期待した通り、太ももがパンツにぴったり。「吸いつく」と表現してもいいかも。ずれたりしないから、ニーグリップのために太ももに力を入れる必要がない! これは楽!
もうひとつ楽なのが、裾から風が入ってこないこと。
そんな特に意識したこともなかったけど、裾から風が入ってこなくなったら、これがめっちゃ楽なことにはじめて気付いた! まさに目からウロコ!

ライディングパンツ使うだけで、そんなに快適になると思わなかったし、はじめて買ったヒートガードジョッキーパンツ2は大当たりだったし、もぉ大満足!

【モトブログ】SK-821(ボディアーマードベスト)インプレ

※一部アフィリエイトリンクがあります
※この記事では、CE認証のための「EN1621」規格について、一般的と思われる「CE規格」と表記します。また、各部位ごとのレベルについて、レベル1は「CE1」、レベル2は「CE2」と表記します。

前回の記事にある通り、インナー型プロテクターのSK-821を購入しました。
購入するときにちょっと悩んだのがサイズ。
インナーとして着用するなら、Mサイズ。普段からMサイズ使ってるし。ただ、メーカーの推奨はLサイズなのよね。
で、結局Lサイズを購入することに。それは、シャツの上からこれを着用したいから。

このスタイルで着用すると、ツーリングなどでお店に入ってジャケットを脱ぐと、プロテクターが丸見えです。それがダサいと思う人もいるだろうけど、あえてプロテクターを着用しているとアピールしたいなと思いまして。
2024年のデータによると、胸部プロテクターの着用率は9.8%。プロテクターの存在を知らない人もまだまだいるみたいだし、「プロテクターを見せる」のも悪くないかと。

警視庁 二輪車利用者に対するヘルメット及び胸部プロテクターの着用状況調査結果

シャツの上から着たいから、多少大きめでもいいだろう…ということで、Lサイズをチョイス。
167cm/58Kgだと、どっちでもいい感じかなー。
口コミで、「メッシュが薄すぎて1年くらいで破けそう」みたいなこと書かれてたんだけど、逆に「メッシュにしてはしっかりしてる」って印象かな。
首回りがキツイってインプレもあったけど、それはその通り。大き目のLサイズを選んだ理由のひとつでもあるんだけど、それでもまだきつめ。
まぁ、ジッパーを一番上まであげなければ問題解決。

さて、実際に使用したインプレを。
バイクにまたがったときは、「リュック(バックパック)背負ってる感じ」って程度だったけど、走り出したらなかなかの違和感が!
いつもの姿勢で走ろうと思っても、背中が突っ張る感じ。うまく猫背の姿勢がとれなくて、「これは失敗したか!?」なんてことも思ったのだけど……しばらく走ったら、慣れてきました。
考えてみれば、コミネほどの大手が「ちゃんとした姿勢ができない」商品を出すわけもなく。
これはつまり、いままでの自分の姿勢が悪かった……猫背が強すぎたってことなのではないかと、考えを改めまして。脊椎プロテクターを邪魔に感じない姿勢で、猫背にするのではなく、骨盤を支点に上半身全体を前に倒すイメージで。
そしたらまぁ、この姿勢」の方がいろいろと操作しやすい感じもありまして。
エンジン・タンク・頭という重量物が同じ垂線上に並んでる感じ。
たぶん、これが正解のライディングポジションなんだろうなぁ。さしずめSK-821は、「ライディングポジション矯正ギプス」って感じ(わたしにとってはね)。
ただ……こっちの方が操作しやすいのはわかっているのですが、頭が10cmほど前に出ることになって、ちょっと恐怖感があったりするわけです。
なんか前輪寄りに乗ってる感じが慣れないのですよ。……そういえば、レンタルでMT-07に乗った時も、似たような印象受けたなぁ。
XSR700、素性はコーナリングマシンなんで、これぐらいの方が安定するんだろうなぁ。
そう考えてると、このポジションで慣れていくのがよさそうだね。そういう意味で、プロテクターとしての安心感だけじゃなくて、ライディングポジションまで教えてくれるSK-821を買って正解だったなぁ。