15年乗ったカプチーノを、手放すことになりました。
調子はいいんですけど、「もうしばらくしたら、いろいろ手を入れなきゃならないかも」みたいな気配もありまして。
そっち方面に詳しくないわたしでは手に余ると思い、それならいまのうちに売っておこうか……と思ったのでした。
んで。
手放す方法もいくつかありまして。ざっと思いついたのが、
・下取りに出す
・カプチーノ専門店に売る
・買取専門業者に売る
の3つ。
専門店に問い合わせてはみたのですけど、これは最終手段に取っておいて、とりあえずWebから一括査定を申し込んだのでした。
なかなかおもしろい体験ができたので、それを含めて、「中古車を高く売るコツ」みたいなものをメモしておこうかと。
まずびっくりしたのが、Webから申し込んだら数分以内に電話がきたこと。
それもたくさん!
最初の業者と翌日(土曜日)のお昼にアポを取ったんですけれども、これがアタリだったかなー。
めんどくさいんで、その後の業者とも同じ時間に現車確認を設定したのですけれども、これはかなり有効みたい。
中古車を高く売りたいなら、「査定業者は、できるだけたくさん、同じ時間に予定を入れる」のがコツです。ウチは4社でしたけど、まぁ10社くらいでもいいんじゃないでしょうか。理由はあとで。
んで、最後に電話かけてきたところが、「できれば今日中にみたい」というので、当日(金曜日)の夜に1件、予定を入れまして。
これも悪くない方法。っていうのは、囮になるから。
クルマの状況を、専門家に見てもらって、相場を知る手段として使うわけです。
そのかわり、こういう業者は、
「相場はこれくらいですよー。即決ならプラスしますよー」
と誘ってきますが、無視します。囮だから。
どうせ向こうも、安めに言ってるんだから。
で、たくさんの業者を集めた日が本番。
集まったところで、
「この中から、一番高い業者に即決します」
と最初に宣言しましょう。
即決で、多数の業者同席なら、無理するところが出てきます。
できれば、アポを取る時の電話で、
「同時に複数の業者に見てもらいます。そこですぐに決めます」
と宣言しておけばモアベター。
中には、
「相席はいいですけど、3社くらいで…」
と泣きついてくるところもありますが、これは価格勝負できない業者です。高く売りたいなら無視しましょう。
当日、全員の業者が現車を確認し終わったら、「私的オークション」のスタート。
「せーの」で提示してもらってもいいですし、話術のある人なら、本当のオークションっぽくせりをしてもいいかも。
最初に「この中から、一番高い業者に即決」と宣言していれば、向こうも無用な駆け引きはしてきませんし。
買取専門業者は、競合に慣れているのか、この「勝負」に賭けているところがあるみたい。
なんで、それを逆手に取るのがいいのかな、と。
さて。
ウチの場合、結果として「一番安い業者」に売ることにしました。
いろいろ話を聞きたかったんで、「せーの」にはしなかったんですよね。
カプチーノは趣味性の高いクルマだから、「わかっている人」に引き取ってもらいたかったし。
2時間かけてビートに乗ってきて、いろいろおもしろい話をしてくれた業者にしました。結果として、そこが一番安かった(笑)
なので、こだわりがあるクルマは、とことんこだわるべきとも思いますし、そうじゃなく単純に高く売りたいなら、「せーのでホイ」形式は、有効だと思います。