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※この記事では、CE認証のための「EN1621」規格について、一般的と思われる「CE規格」と表記します。また、各部位ごとのレベルについて、レベル1は「CE1」、レベル2は「CE2」と表記します。
前回の記事にある通り、インナー型プロテクターのSK-821を購入しました。
購入するときにちょっと悩んだのがサイズ。
インナーとして着用するなら、Mサイズ。普段からMサイズ使ってるし。ただ、メーカーの推奨はLサイズなのよね。
で、結局Lサイズを購入することに。それは、シャツの上からこれを着用したいから。
このスタイルで着用すると、ツーリングなどでお店に入ってジャケットを脱ぐと、プロテクターが丸見えです。それがダサいと思う人もいるだろうけど、あえてプロテクターを着用しているとアピールしたいなと思いまして。
2024年のデータによると、胸部プロテクターの着用率は9.8%。プロテクターの存在を知らない人もまだまだいるみたいだし、「プロテクターを見せる」のも悪くないかと。
◆警視庁 二輪車利用者に対するヘルメット及び胸部プロテクターの着用状況調査結果
シャツの上から着たいから、多少大きめでもいいだろう…ということで、Lサイズをチョイス。
167cm/58Kgだと、どっちでもいい感じかなー。
口コミで、「メッシュが薄すぎて1年くらいで破けそう」みたいなこと書かれてたんだけど、逆に「メッシュにしてはしっかりしてる」って印象かな。
首回りがキツイってインプレもあったけど、それはその通り。大き目のLサイズを選んだ理由のひとつでもあるんだけど、それでもまだきつめ。
まぁ、ジッパーを一番上まであげなければ問題解決。
さて、実際に使用したインプレを。
バイクにまたがったときは、「リュック(バックパック)背負ってる感じ」って程度だったけど、走り出したらなかなかの違和感が!
いつもの姿勢で走ろうと思っても、背中が突っ張る感じ。うまく猫背の姿勢がとれなくて、「これは失敗したか!?」なんてことも思ったのだけど……しばらく走ったら、慣れてきました。
考えてみれば、コミネほどの大手が「ちゃんとした姿勢ができない」商品を出すわけもなく。
これはつまり、いままでの自分の姿勢が悪かった……猫背が強すぎたってことなのではないかと、考えを改めまして。脊椎プロテクターを邪魔に感じない姿勢で、猫背にするのではなく、骨盤を支点に上半身全体を前に倒すイメージで。
そしたらまぁ、この姿勢」の方がいろいろと操作しやすい感じもありまして。
エンジン・タンク・頭という重量物が同じ垂線上に並んでる感じ。
たぶん、これが正解のライディングポジションなんだろうなぁ。さしずめSK-821は、「ライディングポジション矯正ギプス」って感じ(わたしにとってはね)。
ただ……こっちの方が操作しやすいのはわかっているのですが、頭が10cmほど前に出ることになって、ちょっと恐怖感があったりするわけです。
なんか前輪寄りに乗ってる感じが慣れないのですよ。……そういえば、レンタルでMT-07に乗った時も、似たような印象受けたなぁ。
XSR700、素性はコーナリングマシンなんで、これぐらいの方が安定するんだろうなぁ。
そう考えてると、このポジションで慣れていくのがよさそうだね。そういう意味で、プロテクターとしての安心感だけじゃなくて、ライディングポジションまで教えてくれるSK-821を買って正解だったなぁ。