ウチの期待の新作「銃と百合と、ときどきモンスターパニックな日常」が好評販売中なわけですが。
んー。
「売れてないわけじゃないんだけど、期待したほどではない」って感じかなー。
わざわざラノベ風の表紙を用意してもらったんで、結構期待してたのだけど。
この作品の販売動向をチェックするうちに、電書ラノベの傾向がつかめてきたんでメモ。
■人気作が強い
人気のシリーズものが強いです。
なんせ、ランキング上位は書名の最後に数字がついてるものばっかりなんだから!
■新作が強い
会社のTwitterでは、ランキングに入ると紹介ツイートをすることにしているのですが。
この作品も、「新着○位」とか立て続けにツイートしてアピールしようと企んでいたわけです。
ところが、まったく入らないのですよ。
いや、1度だけ新着68位に入ったのを確認して、「この調子だと、もうちょっと上がるから」と様子を見てたら、それっきりになってしまいまして。
で、通常の売れ筋ランキングと新着ランキングを見比べたら、ほとんど同じなのね。
Amazonの新着は1ヶ月だから、「ラノベは1ヶ月が勝負」ってことなのかも。
■販売が強い
ランキング上位の作品、ほとんど「Kindle Unlimited」非対応です。
つまり、みんな購入してるわけ。
この状態だと、Kindle Unlimited対応作品は、ランキングでは有利なハズなのです。1冊売れるより、1ページでも読まれた方が優遇されるから。
なのに、ちょっとKindle Unlimitedで読まれただけじゃあ、新着ランキングにも入らないのです。
ってことは、「ランキング上位の作品は、かなりの数売れている」ってこと。
逆に、「Kindle Unlimitedでそこそこ読まれれば、ランキングに入ることも可能」ってことも言えるハズなんだけど。。。
■ラノベ読者は!?
このように傾向から考えていいくと、「ラノベの読者は、超保守的」って言えるのではないかと。
保守的だから「電書より紙本」の傾向があるのかも。
そういや、ラノベ作家志望者は「紙本ガー」って言ってる人、多いもんなぁ。
ラノベにやたら長いタイトルが多いのも、「つまらない作品は絶対に読みたくない」という保守的傾向の現れなのかも。
タイトルで内容がわかっていれば、失敗する確率はぐんと減るからね。
表紙も同じことが言えて、「いかにもラノベ」って表紙じゃないと、受け入れられない層が厚いんだろうなぁ。
タイトルに関して言えば、最近短いタイトルもちょこちょこ見受けられるようになってきたんだけど、それでも「内容がわかるタイトル」であることは同じなのよね。
「最後まで読んで、タイトルの意味がわかった!」みたいなのはダメなんだろうなぁ。
■「電書でラノベ」の可能性
ラノベにとって、電書って「穴場」ですよ。
チャンスはここにある…って言っても、超保守的なラノベの読者とラノベ作家志望者は、聞く耳を持たないだろうなぁ。。。