【水泳日記】第2キックだった!

お昼からさくっと。

○700
・up 150
・Act.2 50×4
・Fr 50×4 Rest 60″ プルブイ有
・down 150

久しぶりにのんびりと泳ぐ日。
左右の切り替えは、いい感じ。逆に言うと、それ以外ダメダメ(笑)
Act.2のあと、プルブイ有りで10本やろうかと思ったけど、意外としんどくて4本に省略。
手段と目的が逆になっちゃ困るしね。

Fly。
軽く泳げたんだけど、なんかリズムが悪かったんで、Down後にこそ練。
んで、気持ち第2キックを大きくしたら、リズムがよくなった!
第2キックを意識することで、第1キックのアップキックが早くなったってことなのかもだけど。
ただ、どんぶらこバタフライほど、大きくすると、かえってリズムを崩すっぽいかな。
このあたりのさじ加減が、難しいのだけど。
「足の甲でちょん」よりも、「ほんのちょっとひざ曲げて」の方がいいかな?
しばらくバタフライは、第2キックを意識してやってみよう。

大掃除スタート。

今年も大掃除ウィークがやってきました。
嫁から、「25日までに終わらせろ」って厳命されてるの(泣)

とゆーことで、まずはじめに、テラスの掃除をしたわけです。
水まいて、デッキブラシでちゃちゃっと終わる……ハズだったのですが。
どうにも落ちない汚れがあるのです。
いつもなら、これで終わってたのに!

しょうがないので、洗剤持ってきました。
……落ちませんでした(泣)

なんの汚れだと思って、触ってみると、ぬるっとしまして。
どうやら、苔っぽいです。
いや、たまに日陰のあたりに、緑のこけっぽいものが出るのはわかってたんです。
でも今回は真っ黒で……。

それならばと、食器用の漂白剤をバケツにいれて、それを水で薄めて、テラスにぶちまけました。
これで全滅……とまではいきませんでしたが、8割方退治できました。

まさか大掃除初日にして、こなトラップにひっかかるとは――。
この先が不安になってきました(泣)

【A-Class推し!】お気に入りポイント

【A-Class推し!】
※このシリーズは…新しく愛車になったA180S(W176)について、あれやこれやを書いていきます。有益な情報はありません……おそらく。

今回は、A180で気に入っているポイントをご紹介。

◆ステアリング
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「このステアリングに惚れて購入を決めた」と言ってもいいくらい、気に入っているポイント。
大きさも太さもちょうどいいし、触り心地はいいし、握るポジションがしっくりくるし。

◆スタートボタン
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「別にボタン式じゃなくてもいいじゃん」と最初は思ってましたが、なんだかんだであるとうれしい(笑)
2013年にこのAクラスがデビューしたときは、キーレスゴーはつけられなかったみたいなんで、いいタイミングで買ったのかなー、と。

◆ステップカバー
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こんなところにメーカー名を入れるって、やっぱベンツは自己主張が強い(笑)
これ、夜になると光るのよ。
そーゆーところが、高級車っぽくて「ふふふ」ってなるよね。Aクラスは高級車じゃないけど。
ちなみに、AMGのフロアマットは、最初からついてきたやつ。
ウチのクルマのAMG要素って、ホイールくらいなんだけどなー。
なんか「AMG偽装」みたいで、居心地悪かったり。

◆ホイール
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このホイール、一応AMGブランドのやつみたいです。
シンプルだけど、カッコイイ。
マイナーチェンジ後のA180、標準のホイールがイマイチなんで、ある意味これもラッキー。

◆起動音
これはA180じゃなくて、レーダー探知機の起動音なんだけど。
クルマのエンジンをかけると、レーダー探知機も電源ONになるわけですが、このときの起動音がマッチしてていいの。
もともとAクラスは、「走りたくなる雰囲気」のあるクルマだけど、これをさらにプラスしてくれるアイテムかな?

【A-Class推し!】過去ログはコチラ

北風の季節(5)

5 凛・2004

 聞いてみると、話は簡単だった。律子とノリちゃん――規夫が最初に付き合っていた。付き合っていたわけだから、二人で出かけることの方が多かったが、洋子も加えた三人で会うこともしばしばだったという。仲の良い姉妹ならば、それも納得できる話だ。ところが、しばらくすると、規夫は洋子に乗り換えてしまった。
 律子と典夫が付き合っていたときも、三人で会うこともあったから、洋子はそれまでと同じように、律子を誘って三人で出かけようと誘うことがあったのだと言う。
 洋子にとっては自然なことでも、律子にとってそれは耐え難いことだった。そんなこともあって、意識的に二人を避けていたのところに、ボクが現れた。洋子に心を奪われていたボクの様子を見て、洋子にボクをあてがえば、規夫も自分に戻ってくるかも……と律子は考えたらしい。
 その企みが、悪あがきでしかないことは、律子もうすうす感づいていたようだったけど、それでもやらずにはおれなかったのが、女心なんだと思う。
 それからしばらくして、なんとなく、ボクと律子は付き合うことになった。その後、結婚もして子供も生まれて、それなりに暮らしている。気がつけば、あれから十年以上経ってしまったことになる。洋子は、あれからいろんな男と波乱万丈な人生を送っているようで、ちょっとイロイロあったけど、あれがボクと律子の『運命的な出会い』だったんだと、思うことにしている。
 ――小一時間ほど走って、自宅まで戻ってくると、すっかり顔が冷たくなっていた。それなのに凛は、
「ただいまー」
 と疲れた様子も見せずに、バタバタと玄関を入っていった。
「思ったより早かったのね」
 浴室から、律子が顔を出した。「お風呂、沸かしておいたわよ」
 出かけるときには、
「この寒いのに、もの好きねぇ」
 とか、
「風邪引いて、仕事休むことになっても知らないわよ」
 とか、好き勝手なことを言ってたくせに。
「あらぁ、すっかり冷えちゃったわね」
 律子は、凛の頬に手を当てて言った。「寒かったでしょう」
「うん、寒かった!」
 凛は元気よく言った。「でも楽しかった!」
「とりあえず、お風呂入ってあったまってきなさい」
「はーい。それでね、あたし決めた」
「なにを?」
「あたしも大人になったら、オープンカーに乗っている人と結婚する!」
 凛の言葉を聞いて、ボクはぽとりと手に持っていたグローブを床に落とした。――この間まで、「パパと結婚する~」って言ってなかったか?
 それを目ざとく見ていた律子が、
「……だって。フラれちゃったわねぇ~」
 くすくすと笑いながら、凛と一緒に浴室へ消えていった。

Fin.

北風の季節(4)

4 洋子・1992

 クリスマスを二週間後に控えた表参道は、想像していた以上にキラキラしていた。平日の昼間で、薄曇りでかなり冷え込んできているというのに、狭くないはずの歩道に人があふれている。これが夜なら、ましてや一週間後、二週間後ならどんな状態になってしまうんだろうと思うと、ボクはちょっとげんなりした。
 邪魔にならなそうなところにカプチーノを止めると、ボクは素早くクルマから降りた。洋子がドアの開け方に戸惑っているようなので、助手席側に回り込んで、ドアを開けてあげる。
「うわあ、寒ぅい」
 洋子はそう言いながら、手のひらに息を吹きかけた。「屋根開けなくて、よかったですねー」
「うん、そうだね」
 ボクは肯いた。
『買い物につきあってくれない?』
 そう言ったのは、律子だった。たまたまバイトの休みと重なっていたので「いいよ」と返事をしたのだが、待ち合わせ場所にいたのは、洋子の方だった。話を聞いてみると、洋子も律子と買い物に出かける約束をしていたらしい。
 三人で出かけるつもりだったのかもしれないが、幸か不幸かボクのクルマは二人乗りで、律子を待っていても、乗るスペースはない。だからボクは、
「とりあえず、買い物だけ済ませてきちゃおうか?」
 と提案したのだった。
 走りながら、これが律子の悪巧みであると、ボクは確信していた。そりゃあ、洋子とのドライブがうれしくないと言ったらウソになるけど、こういう形でというのは、ちょっと複雑な気分だ。
 それからボクと洋子は、いくつかのお店を回った。と言っても、洋子はおおよその目星をつけていたようで、あとは買うかどうか決断するだけのようだった。
「なに迷ってるの?」
 ボクが聞くと、洋子はイヤリングを手に取ったまま、
「あたし、迷いだすと止まらないんですよー」
 いつになく真剣な声で言った。
 手にとっているのは、少し大柄なイヤリングだった。
「似合うと思うけどな、それ」
 ボクは言った。そのイヤリングは、大柄だったけど派手感じはなく、洋子には似合いそうなものだった。
「そうなのかなぁ。でも、俊夫さんが言うなら……」
 それでも決めかねている洋子に、ボクは言った。
「お金のことなら……少し手伝おうか?」
「いや、お金とかは大丈夫なんですけど……それより、申し訳ないです」
 『申し訳ない』の意味がわからなくて、ボクは聞き返した。
「え、申し訳ないってなにが?」
「だって、りっちゃんと俊夫さん、付き合ってるんでしょ?」
 は……はぁ!?
 なんでここに律子の話が出てくるのかわからないし、それに、ボクと律子が付き合ってるって、なにをどう勘違いすれば、そうなるんだ?
 呆然としているボクをどう勘違いしたのか、洋子は、
「それに、お金はちゃんともってきてるし、あたしとノリちゃんからのお誕生日プレゼントだから、俊夫さんに出してもらうわけにはいかないし……だから、俊夫さんは、ちゃんとりっちゃんにプレゼント買ってあげてくださいね」
 それだけ言うと、手に持っていたイヤリングを包んでもらった。
 帰りのクルマの中で話を聞いたところによると、こういうことだった。
 律子の誕生日プレゼントを買うものをリサーチするため、「ノリちゃん」と一緒に出かけようと誘っていたのに、律子がことごとく断っていたのだという。はじめて洋子に会った日、律子と洋子がもめていたのは、そのことだったらしい。それで今日、うまく誘いだすことができたと思ったら、また律子にすっぽかされてしまった。でもとりあえず、ボクの意見を聞けば、間違いないと思って(なんせ、洋子の中では、ボクと律子が付き合っていることになっているから)、今日買ってしまうことにしたのだという。
 ボクと律子が付き合っているという間違いに関しては、何度も強く否定した。でも、そのたびに洋子は、
「なにいまさら照れてるんですかー。ちゃんとわかってるんですよー」
 とか、
「学校で会うと、いつもりっちゃんと俊夫さんが一緒にいるんだから、モロバレですよー」
 と言って、信じてくれない。確かに、律子とボクは、一緒にいる時間は増えた、と思う。でもそれは、まったく別の理由だとは思っていないようだった。
 そうして誤解が解けぬまま、洋子の家の最寄り駅まできてしまった。
 カプチーノを駅前のロータリーに止めると、それには律子が待っていた。横には、いかにも体育会系なオトコが立っている。
 なんだ、律子にはちゃんと彼氏が――。
 そう言おうとしたら、洋子はもうドアを開けて、二人に駆け寄っていた。
「あれぇ、ノリちゃんとりっちゃん、二人そろってなにしてるの?」
 洋子は、二人に……主にオトコの方を向いて、そう言った。
 するとなにか?
 「ノリちゃん」ってのは、あのオトコのこと!?
 軽いパニック状態のまま、軽く挨拶を交わすと、洋子は買ってきた包みを律子に渡して、
「はい、あたしとノリちゃんからのお誕生日プレゼント。結局、俊夫さんに選んでもらっちゃった」
 それだけ言って、「ノリちゃん」とどこかへ出かけてしまい……駅前には、ボクと律子だけが取り残されてしまった。
「あの……事情、説明してもらえるかな」
 律子に向かってボクが言うと、
「いいけど……せっかくだから、走りながら話さない?」
 そう言って、律子はカプチーノの助手席に乗り込んだ。「アンタの買ったの、オープンカーじゃなかったっけ?」
 ……説明するのもちょっと面倒なので、とりあえず三分割ルーフのうち、左右の二枚を外して、常備しているバスタオルにくるんでトランクに入れた。専用のルーフ収容袋もあるんだけど、面倒なんで手早く済ますときは、バスタオルを使っているんだ。そうしてTバールーフ状態にしてから、ボクはカプチーノを発進させた。
 目ざとくパワーウィンドウのスイッチを見つけた律子は、なにも言わずに窓を全開にした。ごぉごぉと音を立てて、北風が室内に充満する。カプチーノは、フルオープン状態にするより、この状態の方が、風の巻き込みがキツい。あっというまに、狭いカプチーノは、冷蔵庫状態になってしまう。
 暖房をフルパワーにしつつ、ボクは律子がしゃべりはじめるのを待った。