Amazon(Kindle)で電子書籍を発売してから、1年が経ちました。
実際は、去年の1月から準備しはじめて、割と早い段階でEPUBをつくる手はずは整ったものの、第1弾で出す予定の本の原稿がなかなか進まずにおりまして。そこへ、ひそかに応援していた子が卒業を発表しまして。
「これではあとがきに、『推しメンの子主演でドラマ化……なんて無理か』って書けなくなる!」
ということで、その時点までに書けていたものをまとめて、出版したのでした。
それから鳴かず飛ばずの半年が過ぎ、無料キャンペーンを使うようになって道筋が見え始め、「無料で分冊を配り、完全版を売る」というプランを立てたものの撃沈し……。
いろいろありましたが、今年に入ってからは、まぁまぁのペースで進めているのではないかと思っています。
たぶん、電子書籍は向いてるんでしょうな。
紙の本だと、「○ページ以上」という制限が出てきます。これをクリアするのが大変だったんですよ、わたしの場合。そのページに収めるのが大変、って人の方が多いでしょうけど。
「余計なものは削って、ページ数少なく=価格も安くしてよ」と思っていたわたしには、ページを水増しするのは、苦痛だったのです。が、紙本で出す場合には、コストだ採算だと、考慮しなきゃいけないモノがあるわけです。
その点、電子書籍はページ制限はありません。多くても少なくてもいいわけです。
好きなものを納得のいく構成で出せるというのは、精神的に楽です。ホント。
性格的にというか能力的にというか、ちゃんとした単行本になるほどのものは、もう書けません。「雑誌の特集以上、単行本未満」のスモールコンテンツを得意としているようです。
そんなわたしにとって、電子書籍っていうのは、ちょうどいい戦場なんでしょう。
巷では、「無料キャンペーンの是非」が問われています。
確かに、無料キャンペーンをすれば、それなりの数はダウンロードされます。そして必ず、キャンペーン後にいくつかは売れます。が、爆発的に売れることはありません。
「無料で配る」という苦渋の決断をした割に、実入りは少ないわけです。しかも、Kindleで無料キャンペーンをするということは、「KDPセレクト」に登録しているということでもあるので、必然的にほかのストアで販売できなくなります。
メリットとデメリットを比較してどうなのよ、と。
ただまぁ、ウチにはあんまり影響はないんですよね。
だって、昨年の年末から出してるのは、「無料キャンペーンで配布できる」ことを前提につくってるから。もともと超低価格路線を狙ってたわけですし。
だから、「苦渋の決断で、無料で配布」というわけではないのです。「他の本の広告を見てもらう」くらいの気持ちなのですね。
あ、もちろん、正規の価格で販売できるだけの内容にはしているつもりですよ。
とはいえ、それだけではまともな収入にはつながらないわけで。
そろそろ、まともに稼げる本も用意しなきゃな……とは思っておるのですが。ですが……。
このところ、大手出版社さんが、こぞって値下げキャンペーンをしてます。見る限り、300~400円程度の価格が多いようです。
読者側としては、「電子書籍は、そのぐらいの価格ならいいかな」という線に落ち着いてきたように感じます。が、同業者としては、「大手がその価格で売ったら、こっちは苦しくなる一方だよ!」みたいな気持ちもあるわけです。
最初から、300円より高い値段で売るつもりはないのですけれども、価格が近づいてくれば、比較されてしまうわけで。
「そこで勝負できるの?」
と心配してしまうわけです。
とりあえず、年内に2冊ほど「無料キャンペーンをしない本」を出そうと計画しています。それがうまくいけばいいんだけどなぁ……。