売れない理由がワカラナイ

昨日の「11月の売上雑感」で、「プロモーションは、いまだにわからん」と書きましたが。
もうひとつ、わからないことがあるのです。
それは、「HOW SMART WITH SMARTはなぜ売れないのか?」ということ。

この本の企画が持ち込まれたのは、7月のこと。
「ポケモンGOでダイエットする本を出せないか?」
というものでした。
ものすごく話題になってましたからねぇ。話題というか、もはや社会現象。
正直、「ポケモンGOでダイエット」というのは、ありふれた企画です。
誰でも考えつくし、いくつもの雑誌などで特集されたりするだろう、と。
しかし、です。
電子書籍なら、話は違います。
原稿が書き上がった数時間後には、販売開始できます。
このスピード感があれば、雜誌を出し抜けるのです。
そのつもりで話を進めましたが、紆余曲折ありまして、ポケモンGO以外のスマホゲームにも間口を広げて、9月頭に刊行となりました。
これでも「遅くはない」タイミングです。

書いてる人は、プロの書き手です。
素人の駄文とは、ワケが違います。
話がややこしくなるので、具体的な仕事は紹介できないけど、ちゃんとした人です。
唯一、エクササイズ方面は素人なので、別の人に監修を頼みました。
その監修の方は、ダイエットのプロの方です。
ま、わたしもエクササイズについてはちょこっと知識があるので、それを交えつつ、わかりやすいカットも追加して(カット、わたしがつくりましたw)、出すことにしたのです。
そして、原稿が上がってきて、タイトルを見た時に、

「もらった!」

と思いました。「HOW SMART WITH SMART」ですよ。
「体型をスマートに」と「スマートフォンで」をかけた、最高のタイトル。
最近の流行りだと、「誰でもカンタンにスマートフォンだけで、体型がスマートになっちゃう秘訣」みたいな感じになるんでしょうが、そんなくどくどしてない、実にスマートなタイトル。
売れる予感しか、してなかったのです……このときは。

表紙は、タイトル大きめで、きちんとデザインされた目立つもの。
内容説明は、ひと目で「ちゃんとした本」とわかるものですし、検索されやすいワードともちりばめてあります。
さらに、検索ワードも、「内容説明には出てこないけど、内容に即したもので、検索されそうなもの」を設定しました。
そして、発売直後に無料キャンペーン→値下げセールの定番プロモーション。
ありとあらゆるノウハウを、注ぎ込みました。
でも……売れてないのです。ぶっちゃけ。

有名な人の本が売れやすいというのはわかってますが、内容がしっかりしていれば、著者名に馴染みがなくても売れるのはわかってます。
なんせわたしが「omimi」なんて、意味不明なペンネームで出してる本が、それなりに売れてるわけですから。
プロモーションに関しても、「よく言われていること」は、きちんとフォローされてます。
表紙、内容説明、検索ワード。
よく言われてること以外にも、自分の経験から有効だと思えることは、すべてやっているのです。
それでもこの結果とは……。

Amazonの先行販売期間が過ぎたので、これから多ストア展開をはじめます。
最初は、Kindle Unlimited狙いでAmazon専売にしようかとも思ったのですけどね。
hontoとか紀伊國屋書店とかiBooksとかなら、売れるんじゃないかと期待してます。
いや、ホント、お願いします(泣)

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