わたしのシゴトの作り方

わたしのシゴトの作り方/readmaster

「好きなことは仕事にしないほうがいい」と言われることがあります。仕事――職業にしてしまうと、それゆえなにかしらの制限が出てきて、好きなことも嫌いになってしまう、というニュアンスで使われることが多いようです。
 が、それ以前に「好きなことを仕事にする」を勘違いしている人が多いように思うのです。
 一時期、サッカーに関わる仕事をしてました。で、同じように思っている人が多いだろうと思い、手伝ってくれる方を募集したわけです。たくさんの応募があったのですが、ものになった人は、一人しかいませんでした。
「こういうことがしたい」と言うのはいいのですが、「これこれこういう理由でできません」と説明しても、「なんで? どうして?」を繰り返すばかりで、聞く耳を持たないのです。
 つまり、好きなことを仕事にする=わがままを叶えられる、と勘違いしているのですね。仕事というのは、そういうものじゃないでしょう、と。
 そこで「わたしのシゴトの作り方」です。この本は、「好きなことを仕事にするというのは、どういうことか」「どういうアプローチをすれば、好きなことを仕事にできるのか」を、わかりやすく説明してくれます。
「ココナラ」というサービスの利用者向けということで、利用していない私は、最初ちょっと戸惑いましたが、「ワンコイン(500円)で、ユーザーがサービスを提供できる・してもらえる場所」ということさえわかればOK。中身的には、「ココカラ」での利用例が紹介されていますが、ほかの場所でも応用できそうです。
 なにより、本人の実践から生まれた言葉なので、説得力があります。キャッチーなタイトルで、立て板に水のごとくおいしい言葉を並べたビジネス書より、ずっと有益でしょう。

 おれも「ココナラ」やってみよっかなー。「EPUBファイル作成500円」で、申し込んでくれる人、いるかな?

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