最近気付いた電子書籍のメリット

電子書籍のメリットは、いろいろ語られているわけですが。
新しいメリットをみつけたので、それについて書いてみようかな、と。

すでに知られている電子書籍のメリットとしては、

・かさばらない
・すぐに買える
・ちょっと安い

…てなことが挙げられることが多いようです。
あと、

・検索しやすい

っていうのもあるんですが、あまり語られてはいない印象。
索引がいらないっていうのメリットは、大きいと思うんだけどなー。
それと、

・挿絵(図表)がカラー

っていうのも、実はメリット。紙本でフルカラーというのは、お金かかるから。

出す方としては、

・すぐに発売できる
・スモールコンテンツが発売できる

というのはメリットがあります。
紙本は、印刷・製本という工程があるので、どうしても時間がかかります。その点電子書籍なら、話題になっていることをタイムリーに販売できます(ただし、データ作成を外注している大手は、そこまで速くできないでしょうが)。
紙本でスモールコンテンツは、ほぼ不可能です。短編1本で1冊なんてことは無理(よほどの大作家なら別でしょうけど)。
その点電子書籍なら、ページ数の多い・少ないは関係ないので、紙本にはできないような短編でも、商品化できるわけです。

で。
「分割可能」というメリットもあったりします。意外と語られてないけど。
これは最初から気付いていて、「フィールド&パーティゲームベスト100」をベースに、分冊版やらテーマ別編集版など、いくつも出してました。
逆に、シリーズものを1冊の電子書籍にまとめた「総集編」も可能なわけです。
このパターンも、最初から構想していたんですが……それに使えるものがなかなか書けてないので(笑)

…ここまでは、電子書籍を出した当初から、わかっていたことなのですが。
最近、気付いたのです。
1冊にまとめるのは、同じシリーズじゃなくてもいい…ってことに!
まったく別の本でも、1冊にまとめちゃっていいわけです。

ということで、「タブレットPC&クラウドPC&格安スマホのススメ!」を出しました。
タイトルからわかるように、

・タブレットPCのススメ!
・クラウドPCのススメ!
・格安スマホを買う前に読む本

の3冊を、1冊にまとめたものです。
元は、1冊にしようとか思っていたなかったのですが、たまたま似たようなカテゴリーの本が揃ったので、1冊にまとめてみた……というわけ。

さて。
この本を作りながら、思ったのです。
「組み合わせ自由・使い回し自由」っていうのは、電子書籍の大きなメリットだ、と。
使い回しが簡単なのだから、むしろ「ひとつのコンテンツを、1つの本でしか出さないのはもったいない」と思うようになりました。
ひとつのコンテンツを3回は使いまわす……ぐらいの気持ちでいいんではないか、と。
「シリーズものをまとめて」はいままでもなかったわけではないですが、「まったく別の本をひとつにまとめて」が、どれほど効果があるのか…期待半分、不安半分といったところ。
セットで買われるケースもあるので、いけるんじゃないかと思ってはいるのですが、はてさて、どうなりますことやら。

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