【モトブログ】XSR700・500Kmインプレ

XSR700が納車されてから1ヶ月半。よーーーやく500Km走りましたので、さくっとインプレを。

◆足つき
よく言われることですが、確かにいいとは言えません。が、そこんなに不安もないかなぁ。
MT-07と違って、ステップが邪魔になる感じもないし。
シートのちょうどいいところを探していったら、ステップの後ろに足を下ろすようになっちゃって、「ステップが邪魔」問題が解消。むしろ、サイドスタンドがふくらはぎに当たることもしばしば(笑)
ちなみにわたしは、身長167cm、股下77cm、体重54Kg。
これが「XSR700に安心して乗れる最下限」な気が。

◆シート
硬いっていうより、「しっかりしてる」感じかなぁ。良し悪しは……人によって判断が分かれるかも。
素直に座ると、ちょっと硬めな印象で、しかも「シート幅がちょっと足りない」印象になるのよ。おそらく、シートの角が立ってるから、見た目よりお尻の接地面積が少ないのが原因。
んで、心持ちシートの後ろ側に座ると、それが解消されて、ちょうどいい感じに。
タンクと体が拳一個分ちょっと離れる感じ。
おそらく、これが「想定された着座位置」なんじゃないかと。

◆ニーグリップ
最初、お店でまたがったときは、ひざの当たる位置に違和感はなかったんだけど、納車直後、なぜがひざの収まりが悪くて、ひそかに悩んだのですが。
シートの着座位置を調節していったら、しっくりくるように。
さらに、くるぶしでのホールドを意識すると、あらびっくり。
くるぶし→ひざ→ふとももと、脚全体で挟んでいるかのような、不思議な感覚に。これだと、力は入れてないんだけど、しっかりとホールド感があって楽なのよね。
実は、タンクをふとももで挟む姿勢になったのは、XSR700がはじめて。R3なんか、タンクの下のカバーにひざがあったからね(笑)
下半身はそれでいいとして、問題は上半身で……。

◆姿勢
オールドルックなバイクで、「姿勢が楽」と紹介されるケースが多いようですが。
確かに、苦しいわけでは、まったくないんですよ。楽な状態で運転しても、まったく問題ないし。
で、上に書いたように、「下半身のしっくりくる位置」に座ると、当然ハンドルが遠くなるわけです。
その対策はひとつ。……前傾になること。
そう、意外と前傾になっちゃうのですよ、XSR700。
さらに、グリップを正しく握ろうとすると、ハンドル幅が広いから、肘を張る状態になって、さらに前傾が強くなる……って感じ。
こんな姿勢になったら、攻めたい気分になっちゃったりもするから、だらーんと流してるときは、リラックスした姿勢になるけど、「本日はスポーツバイクなのね」なんて思ったりもして。

◆細い?
「車体が細い」ってインプレもたまに見るのだけど。
確かに、大型にしては細いのかもしんないけど、「R3よりはちょっと太い」くらい。ま、R3は細すぎて不安になるときもあったので、XSR700は「ちょうどいい」かな。

◆ステップ荷重
スラローム的な動きをさせるとき、R3のときは「ひざでクイクイ」だったんだけど、XSR700だとステップ荷重した方がスムーズみたい。
これが楽しい!
なんか全身運動してる感があって。

◆コーナリング
XSR700のコーナリングには、2つの評価を見ました。
いわく、「曲がりやすい」「アンダーステア」。……正反対じゃん!
実際に乗ってみると……どっちもわかる(笑)
アクセルあけてないときは思ったより内側に入っちゃうし、アクセルあけていくと外側に膨らんでいく…って感じ?
バイクという乗り物の原則通りって感じかもしんない。けど、「素直すぎる」って気がしなくもない。
んで。
アクセル開けながらカーブを抜けようとすると、外にいこうとするので、それに対抗するため、自然と内足荷重に。
これが最初は戸惑ったかなー。
R3は、コーナリング中外足荷重でした。小さい頃からやってたスキーも、ターン中は外足荷重で。それがあったから、意外とR3は違和感なく乗れたんだけど、XSR700は真逆だからねー。

◆リーン
アマリングもりもりのわたしが言うのもなんだけど。
日常使用の範囲内では、「バイクを傾ける」というより「自然に傾いてる」感じ。

◆アクセル
これはXSR700というより「大型バイク」の話かもだけど。
アクセルは、「回す」っていうより「ずらす」イメージね。

◆ブリッピング
R3に乗り始めたとき、「近頃のバイクは、ブリッピングなんてしなくてもいいのね」と思ったのです。いや、できるならした方がいいけど、しなくてもなんとかなる…というか。ま、R3がブリッピングしなくちゃいけないほど高回転で乗るバイクでもなかったってーのが、大きな理由。
で、XSR700。
常用回転域は似たようなものだし、R3と同じでいいだろう……と思ったら、ギクシャクしまして。
極低回転でもない限り、多少はプリッピングした方がいいみたい。といっても、「ほんのちょっとアクセルをずらす」程度だけど。

◆安定感
低速での安定感が半端ない!
これは感動モノ。
足つき悪くて低速が不安定だと「立ちゴケ必至」って感じだけど、XSR700は超低速でも安定感あるから、その心配ナシ。
ま。ガソリン満タンにすると、さすがにふらつくことがあるので、「少し少なめ」にするつもり。

◆メーター
ま、見やすくはないよね(笑)
少しでも見やすくするために、ヘルメットのブレスガード外したら、ほんのちょっと改善したけど。
腕の長い欧米人なら、この位置でもいい気はするのだけど……。

◆排熱
大型バイクのインプレでよく話題になる熱問題。
XSR700は……そんなに気にならないかなぁ。
信号で停まってるときに、下から温風がきて、上半身にあたるくらい。
帰宅してから、カバーかけられる程度に冷めるまでは、やっぱり大型らしく、ちょっと時間がかかるけど。

◆エンジン音
2000回転以下のバタバタ感、3000~4000回転のドコドコ感、それ以上のブーンって感じ……回転数によって、いろんな顔があるんですよ。
で、それぞれにそれぞれの良さがあるからおもしろい!
低回転で走ってたら、ずーっとそのまま走りたくなるし、回したら回したで、そのまま走りたくなる。
低回転だと「もつと回せ!」と急かされるわけでもなく、高回転にしたからといって「うるさくて回してらんない」なんてこともなく。

◆まとめ
よく言われるように「誰でも安心して乗れるバイク」です……足つきさえクリアできれば、の話ですけど。
なんだけど、「おくの深いバイクだなぁ」とも感じてたり。
トコトコ走っても楽しいし、くねくね道をガンガン攻めても楽しいだろうし。
そこはまぁ、R3も同じだったんだけど。
XSR700は、やっぱり大型なので、低回転でもしっかりしたトルク感があって。
「トルクがかかってることの安心感」って、好きなのよね。
余談だけど、ジェットコースターがあんまり好きじゃないのは、ずーっと惰性で走ってるからだし(笑)
それはさておき。
いまの自分には、ちょうどいいバイクだなと、あらためて。
初回点検終わったらカスタムしていくから、そうしたらもっと身体に馴染んでくるんじゃないかと。
それも楽しみ♪

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