一生水泳を楽しむコツ・構成&はじめに&あとがき

・はじめに
 水泳というと、オリンピックを頂点としてアスリートがしのぎを削る競泳や、こどもの習い事としてのスイミングをイメージする方が多いと思います。が、それだけが「水泳」ではありません。「年齢を問わず、趣味の一環として楽しむ水泳」もあるのです。
 水泳は、誰でも楽しめるスポーツです。泳ぎ方がヘタでも、運動神経が鈍くても。ですが、「上手くならないといけない」「速くならないといけない」という思い込みが強く残ってる気がします。
 確かに、上達することは、スポーツのおもしろさのひとつではありますが、それがすべてというわけでもありません。
 そこでこの本では、「泳法ごとのコツ」とは少し離れた、「水泳というスポーツを楽しむコツ」を集めてみました。
 泳ぎ方を教えてくれる本はいっぱい出ていますが、「水泳そのものの楽しさ」や「ずっと楽しむためのヒント」は、意外と語られる機会がありません。ないなら自分で作ってしまえ……ということで、出来上がったのがこの本です。
 当初は、拙著「コーチは教えてくれない水泳のコツ」の一部を抜粋して構成しようと思いましたが、「一生水泳を楽しむ本」というテーマを考えたとき、それだけでは足りないと思い直し、いくつかの項目を新たに書き足しました。
 泳法のテクニックがまったく書いてない水泳の本に、どれだけニーズがあるのか不安ではありますが……水泳をはじめようと思ってる人や、あきらめてしまいそうな人には、ちょうどいいきっかけになるんじゃないかと期待しています。

omimi

STEP-01・水泳のおもしろさ
STEP-02・こんな人でも大丈夫!
STEP-03・水泳は全身運動!? 肩こりに効く!?★
STEP-04・水泳の隠れたメリット
STEP-05・水泳をはじめるのに必要なモノは?
STEP-06・水泳用品はどこで買う?
STEP-07・水着はどう選べばいいの?
STEP-08・うまくなりたいなら競泳用水着を買うべし★
STEP-09・水着のインナー問題
STEP-10・意外と知らないゴーグルの選び方★
STEP-11・キャップはメッシュ? シリコン?
STEP-12・あると便利な道具
STEP-13・どこで習うのがベスト!?
STEP-14・はじめてのホームプール選び
STEP-15・ローカルルールをチェック!
STEP-16・プールは遅い人優先!
STEP-17・前に遅い人がいたら?★
STEP-18・水分補給の基礎知識★
STEP-19・トラブルになる前に…(スタッフに伝える)
STEP-20・緊急時の基礎知識
STEP-21・壁にぶつかったら…
STEP-22・初心者こそイメトレ!★
STEP-23・お風呂は最高の練習場★
STEP-24・試合を見るポイント
STEP-25・考えすぎない
STEP-26・信用しすぎない
STEP-27・リセットポイントをみつけよう★
STEP-28・遠征のススメ★
STEP-29・試合に出る理由
STEP-30・マスターズ登録は必須!?
STEP-31・一生上達!

・あとがき
 最近、「生涯スポーツ」という言葉をよく耳にしますが、「一生スポーツを楽しむためにはどうしたらいいか」という話は、まったく聞きません。若い頃からスポーツに親しんでいた人達にとっては、「スポーツは楽しいから、やってみればわかる」と考えているのでしょう。
 ですが、スポーツに親しんだことがない人にとっては、スポーツに挑戦することでさえ「一大決心」なのに、いざやってみたら「ああしろ、こうしろ」と言われ、その結果足が遠のいてしまう……なんてことになってしまうのです。
 本当は、そうした人たちにこそ、スポーツ――体を動かすことが必要なのに。
 わたしは、30歳を超えてから、水泳というスポーツに出会いました。学生時代の授業でやるにはやりましたが、ほとんど泳げなかったので、自分の中では「ノーカウント」です。
 大人になつてからはじめたことで、体を動かす楽しみを知りました。同時に、「一般の人が、競技とは無関係のところでスポーツを楽しむ環境の乏しさ」も実感しました。
 が、いまのわたしは、それを乗り越えて、水泳を楽しめています。それほど水泳が楽しいスポーツだったというのもありますが、それ以上に「試行錯誤して、下手なりの楽しみ方を見つけることができた」のが大きいと思います。
 ちょっとしたことで、プールに来なくなってしまった人を、たくさん見てきました。だからこそ、わたしが見つけた「下手なりに楽しむコツ」は、お役に立つのではないかと思っています。
 さぁ、プールへいきましょう。いつでもプールは、あなたが来るのを待ってるハズです。

2018年盛夏 omimi

Comments are closed.