LINE MUSICのCMがイイ!

【デジものCMぷち批評】

SONYの「MUSIC Unlimited」が終了して、どうなるかと思われた音楽ストリーミングサービスですが。
ここにきて、「AWA」「LINE MUSIC」「Apple MUSIC」がスタートし、一気に普及しそうな勢いになっています。
その3つが「御三家」として定着しそうな気配もありますよね。

で。
その御三家のCMを見比べてみよう、というのが今回のテーマでございます。
Apple MUSICは、こんな感じ
ヒストリー編では、音楽再生の歴史を振り返って、「Apple MUSICが、新たな歴史の一歩」という主張が伝わってきますし、「Beats1」編ではワールドワイドなラジオ的ストリーミングの魅力を、Appleらしく描いています。
iPhoneのCMとは違って、泥臭いというか地に足がついた感じというか……。
AppleのCMって、「こういう生活って楽しいよね?」という提案型が多い気がするのですけど、Apple MUSICのCMは、「こうなっていくんだ」という宣言というか予言とというか……なにか意志の強さを感じるのです。
AWAは、インパクト重視。ひたすら「AWA、AWA」言ってます。

まったく新しいブランドとサービスなので、名前の連呼はむしろ清々しいというか。
「聴き放題」の言葉が聞き取りづらいのがちょっと残念ですけど、「最初はわからないけど、なんか気になる→何回か聞くとわかる」みたいな効果を狙ってるのかなぁ。

そして、一番気になったのがLINE MUSICのCM。コレ↓です。

友達みんなでいってるのに、自分にだけLINE。ただの会話ならフツーですけど、曲を送るわけです。
この意味深な感じ……好きだわぁ。
ドラマとしてもおもしろいし、LINEで共有するというLINE MUSICならではの特徴も、説明できちゃってるわけです。しかも、単に機能説明するだけじゃなくて、「その機能からなにが生まれるのか」まで、完璧に表現しているわけで……これはすごい!

聴き放題サービスの普及で、
「友達にCDを貸すという、新しい音楽との出会いがなくなるのが残念」
なんて言ってるジャーナリストがいたけど、なに寝言言ってるんだ、と。
聴き放題サービスには、こういう機能があるわけです。だから、「CDの貸し借り」がなくなったって、なにも問題ないんだけどなー。

それはさておき。
LINE MUSICのCMには、素直にやられました。
同じ「ストリーミングサービスのある生活」を描いているにしても、Apple MUSICより、LINE MUSICの方が、身近でわかりやすいもんね。
このシリーズには、これからも注目じゃないでしょうか。

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