本屋さんに行ってみたら…

昨日、都心に出る用事があったんで、新宿に立ち寄りまして。
欲しい本があったんで、本屋さんにいこうかな、と。
普段はAmazon使うんですけど、たまたま手元に図書カードがあったんで、それを使いたかったんですよねぇ。
ということで、代々木で下りて、紀伊國屋書店へ。
紀伊國屋いくのもひさしぶりだなぁ……っていうか、本屋さんにいくこと自体、ひさしぶりかも。
雜誌のたぐいはコンビニか駅売店だし、書籍はAmazonだし。

で。
お店に入って、売り場の確認。
新宿南店は、数回しか入ったことないんで、どこに売り場があるか、わからんのですよ。
だいたいの目星をつけて行ったわけですが……買おうと思っていた本はなかったのでした。
今回、買う本は決まっていたのです。が、ジャンルが微妙だったんで、予測が外れてしまいました。
しようがないので、検索用の端末に向かいます。
検索用の端末は便利よねぇ。「ねぎっこ」だとダメで、「ねぎつこ」だと検索できたのは、ちょっと笑ってしまったけど。
それはさておき、在庫が確認できたので、示された地図に従って売り場へ。
ところが……みつからないのです。
「売り場のこのあたり」とは表示されていても、「この棚のココ」とは教えてくれないので、売り場をぐるぐる回って、自力で探すのですが、これがなかなかみつからないのです。
思った以上に時間はかかりましたが、それでも今回は目的の本をゲットできたので、それはそれでよかったのですが。
目的の本を探しながら、いろいろと考えてしまったわけですよ。

まず、本のジャンルが多かったのがおどろき。昔は、そのカテゴリの売り場を一回りすれば、目的の本を見つけられたのですが、いまはカテゴリの中でね細かいジャンル分けがされていて、まずそのジャンルを探さないといけないわけです。
目的のジャンルがみつけられたとしても、そこには似たような本がずらーっと並んでいるわけです。まぁ、選択肢が多いってことは、自分に合ったものがみつけられるってことで、悪いことではない……と言いたいところなのですが。なんか、そんな気分にもならなかったのです。
棚差しの書名が、目に入ってこないのです。
最初は、老眼がはじまっているからかなぁ……と思っていたのですが。
しばらく棚を眺めていて、気付いたのです。どの本も、タイトルが長い上に、似たようなウエイトの大きい(太い)文字になってる!
これが一因なのではないかと、ふと思いまして。
なるほどと思いながら、もうひとつの原因もみつけてしまいました。
自分の精神状況です。

昔は、並んでいる本を眺めながら、「こんな本もあるんだ」とか発見したり、気が向いたら中身をちょこっと読んでみたり……といったことをしていたのですが、今回はそんな余裕がなかったのです。
目的の本があったからとか、たまたまそのとき急いでたからとか、別の理由も考えられなくはないんですけど。
本を探すのがひとつの楽しみだったのに、本を探すのが苦痛に思えてしまった自分に、びっくりしました。

その原因はなにか、と考えると。
ひとつは、時間的余裕。ほかにやりたいことが増えて、読書のプライオリティが下がってること。
それから、単純に本の数が多いこと。数が多すぎて、「どれにしようかな?」と選ぶのが面倒になってくるわけです。
数が多いから、目立つようなフォントを使ったり、タイトルだけでどんな本か伝わるよう、説明的なタイトルにしたり。みんながみんなそうするもんだから、棚が文字の洪水になってしまって、逆にタイトルが入ってこなくなる……というわけです。
こりゃあ、本屋さんから足が遠のくわけだよなぁ。
余裕がないのに、面倒な作業を強いられるわけだから。

ちなみに。
今回買った本はコレ。

P_20150625_192424_HDR

えーっと、あくまでも仕事の資料ですから(汗)

Comments are closed.